GX(グリーントランスフォーメーション)実現に向けた取り組み

今日、産業界は環境調和型経済社会の構築と発展に向けて、地域環境保全に努めることはもちろん、地球温暖化対策等グローバルな視野に立ち自主的かつ積極的に取り組むことが必要となっています。

非鉄金属業界は、「非鉄金属産業の環境保全に係る自主行動計画」を策定して、省エネルギー対策によりCO2などの排出量削減をはかり、また非鉄金属地金等を生産する過程で発生するスラグの有効利用により、廃棄物発生量を抑制するなど、環境負荷の低減に向けた不断の努力を続けています。

 

特に温暖化対策については、2013年以降の活動として、一般社団法人日本経済団体連合会の「低炭素社会実行計画」に参画し、新たな目標に向け積極的な活動を展開し、2021年度からは「低炭素社会実行計画」を「カーボンニュートラル行動計画」に改めさらなる展開を図っております。

 


 

非鉄金属業界の
GXグリーントランスフォーメーション)実現に向けた取り組み

1.非鉄金属業界のGX実現に向けた取り組み

 

2.非鉄大手8社のサステナビリティやカーボンニュートラル等に関する方針

JX金属株式会社

住友金属鉱山株式会社

東邦亜鉛株式会社

DOWAホールディングス株式会社

日鉄鉱業株式会社

古河機械金属株式会社

三井金属鉱業株式会社

三菱マテリアル株式会社

(五十音順)

 

3.会員会社のニュース(プレスリリース他)

2025/6/12 日比共同製錬株式会社玉野製錬所の The Copper Mark 認証取得および当社グループ亜鉛製錬会社の The Zinc Mark 認証取得手続き開始について(三井金属鉱業株式会社)
2025/2/25 環境省主催 第6回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」にて環境サステナブル企業に選定(住友金属鉱山株式会社)
2025/2/19 環境省 第6回ESGファイナンス・アワード・ジャパン テーマ別賞(サーキュラーエコノミー賞)を受賞(三菱マテリアル株式会社)
2025/2/14 CDP「気候変動分野」において初の最高評価「Aリスト」選出(住友金属鉱山株式会社)
2025/2/7 CDP2024「気候変動分野」において初の最高評価「Aリスト」選出(三菱マテリアル株式会社)
2025/1/29 21LCA日本フォーラム会長賞受賞(JX金属株式会社)
2025/1/28
2024/11/6 DOWAエコシステムが民間初となるバイオコークスの開発・製造・評価の一貫体制を構築 ~様々な原料を用いたグリーンな燃料の開発を本格推進~(DOWAホールディングス株式会社)
2024/10/15 The Copper Mark認証取得について ~国内の銅製錬所、直島製錬所・小名浜製錬所で取得~(三菱マテリアル株式会社)
2024/7/31 温室効果ガス排出削減目標の見直しについて ~資源循環の取り組みに関わるGHG排出を踏まえた目標を設定~(三菱マテリアル株式会社)
2024/7/30 古河機械金属グループにおけるCO2排出量削減目標について(古河機械金属株式会社)
2024/6/18 電気銅カーボンフットプリントの算定および第三者検証を実施(三菱マテリアル株式会社)
2024/5/21 電気銅カーボンフットプリント算定の第三者保証を取得(住友金属鉱山株式会社)
2024/4/10 住友金属鉱山がIR-Day 2024「カーボンニュートラルに向けた中間目標とロードマップ説明会」を開催(住友金属鉱山株式会社)
2024/3/28 リチウムイオン二次電池リサイクルプラントの建設を決定(住友金属鉱山株式会社)
2024/2/19 環境省 第5回ESGファイナンス・アワード・ジャパン 環境大臣賞「銀賞」を初受賞(三菱マテリアル株式会社)
2024/2/19 環境省主催「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」特別賞を受賞(住友金属鉱山株式会社)
2024/1/19 金属事業部門の事業所において再生可能エネルギー由来の電力への切り替えを大幅に加速 ~8割の事業所で2024年度に完全導入~(三菱マテリアル株式会社)
2024/1/9 カーボンニュートラル(CN)に向けたトランジション戦略の策定について(三井金属鉱業株式会社)
2023/12/26 カーボンニュートラルに向けた中間目標とロードマップを公表(住友金属鉱山株式会社)
2023/12/6 リチウムイオン電池リサイクル技術の確立に向けたパイロットプラントの建設 ~ブラックマスからのレアメタル精製事業化への次のステップへ~(三菱マテリアル株式会社)
2023/11/20 三井金属がESG説明会を開催 ~サステナビリティ・気候変動への取組みの進捗状況を報告~(三井金属鉱業株式会社)
2023/10/27 カセロネス銅鉱山のThe Copper Mark認証取得について ―サステナブルカッパーの進化と普及に向けて、全ての権益保有銅鉱山と銅製錬・電解精製工場で認証取得―(JX金属株式会社)
2023/8/28 「太陽光パネルの適正なリユース・リサイクルに向けた新たな実証事業」が環境省の「令和5年度国内資源環境体制構築に向けた再エネ関連製品及びベース素材の全体最適化実証事業」に採択(DOWAエコシステム株式会社がイー・アンド・イーソリューションズ株式会社(東北電力株式会社等と共同実施)とともに参画)
2023/7/26 温室効果ガス排出量削減目標の見直しについて ~最新の事業体制にもとづき削減目標を見直し~(三菱マテリアル株式会社)
2023/7/7 電気銅のカーボンフットプリントの算定と、算定結果の第三者保証取得について(JX金属株式会社)
2023/5/25 カーボンニュートラルに向けた2030年度貢献目標と気候変動対応ロードマップの策定について(DOWAホールディングス株式会社)
2023/1/11 JX金属製錬株式会社佐賀関製錬所および日立工場のThe Copper Mark認証取得について ―責任ある生産活動を評価され日本国内で初めて認証取得―(JX金属株式会社)
2022/4/21 「蓄電池リサイクルプロセスの開発と実証」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択(住友金属鉱山株式会社)
2022/4/21 「次世代蓄電池用高性能正極材料の開発と実証」がNEDOグリーンイノベーション基金事業に採択(住友金属鉱山株式会社)
2022/4/20 「クローズドループ・リサイクルによる車載 LiB 再資源化」がNEDO グリーンイノベーション基金で採択(JX金属株式会社)

 

地熱エネルギーの開発促進

日本は世界有数の火山国であり、日本の地下には豊富な地熱エネルギーがあります。この地熱エネルギーを活用した地熱発電所は1966年に岩手県で本格運転を開始しており、現在では、東北や九州を中心とした67地点(2019年9月末現在)で地熱発電所が稼働しています。

地熱エネルギーはCO2の排出をほとんど伴わなずに安定した発電ができる純国産エネルギーであり、これからの再生可能エネルギーの1つとして期待されています。