設立の目的
鉱物資源および非鉄金属の安定供給確保
新材料への挑戦
資源リサイクル
環境保全への取り組み
設立の目的
日本鉱業協会は、会員相互の連絡協調のもとに、わが国鉱業(製錬業を含む。以下同じ。)の健全なる発達を促し、併せて会員相互の融和親睦を図ることを目的として、次の事業を行っています。
1)鉱業に関する諸般の調査および研究
2)鉱業知識の普及・宣伝
3)鉱業技術の向上ならびに能率増進
4)鉱業に関する建議
5)会員相互の連絡、融和および親睦
6)その他本会の目的達成に必要な事項
鉱物資源および非鉄金属の安定供給確保
金、銀、銅、鉛、亜鉛、ニッケル等に代表される非鉄金属は、エネルギーや鉄などと並び、現代文明を築きあげた重要な基礎物質です。
金・銀・銅は、その優れた加工性や電導性を生かしてエレクトロニクスや精密加工の分野に不可欠の最先端素材となっています。鉛は鉛バッテリーが最大の用途であり、自動車用の他に医療分野やコンピューター用の非常時電源として人命と情報を守っています。亜鉛は防錆材として都市の景観と安全性を保っています。ニッケルはステンレス鋼やIC材料、二次電池材料など用途の広い素材です。
このように非鉄金属鉱業・製錬業界は、世界に冠たる製錬技術により、わが国経済および国民生活に必要不可欠である良質な非鉄金属素材の安定供給に努めています。更に、超高純度化、精密金属加工および新合金などの技術開発により新たな需要が開発されており、製造業の国際競争力確保のため、当業界の役割は益々大きくなっています。
新材料への挑戦
発展の著しいエレクトロニクス分野で使用される機能材料は、高機能を要求され、また、その種類も広がっています。銅・鉛・亜鉛の製錬副産物であるテルル、インジウム、ガリウム、ビスマスをはじめ、優れた製錬・加工技術により製造されるニッケル、レアメタル、レアアースなどの金属や化合物は、この分野において重要な材料となっています。
非鉄金属鉱業・製錬業界は、常に金属の持つ可能性を追究し、更に付加価値を高めた材料を供給することにより、社会・産業の発展に貢献しています。
資源リサイクル
20世紀における経済社会の繁栄は、大量の工業生産と消費に基くものであり、その結果多量の廃棄物を生み出してきました。
しかしながら、人類が、21世紀も持続的な発展を遂げるためには、資源やエネルギーを効率よく利用する努力を行いながら、循環型社会に変えていく必要があります。
非鉄金属鉱業・製錬業界は、長年に亘って蓄積した技術や所有する設備を活用して、例えば、製鋼電炉ダストから亜鉛を、使用済みの鉛バッテリーから鉛を、エレクトロニクス部品から銅や貴金属を、電池から亜鉛やレアメタルを回収しています。また近年では廃家電・自動車の処理により、有用金属のリサイクルと廃棄物の無害化を行っています。
今後多様な製品のリサイクル促進が不可欠となりますが、非鉄金属鉱業・製錬業界は、非鉄金属リサイクルの中心的担い手として循環型社会の構築という、新世紀の地球的課題に取り組んでいきます。
今日、産業界は環境調和型経済社会の構築と発展に向けて、地域環境保全に努めることはもちろん、地球温暖化対策等グロー一バルな視野に立ち自主的かつ積極的に取り組むことが必要となっています。
非鉄金属鉱業・製錬業界は、「非鉄金属産業の環境保全に係る自主行動計画」を策定して、省エネルギー対策によりCO2などの排出量削減をはかり、また非鉄金属地金等を生産する過程で発生するスラグの有効利用により、廃棄物発生量を抑制するなど、環境負荷の低減に向けた不断の努力を続けています。
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